2016年01月7日
【お正月のお花 池坊:理念は、室町時代後期に池坊専応によって確立され、花をいける技とともに今に伝えられています。】
皆様 こんにちは オカモトです^∀^
本日1月7日は『春の七草』の日です。
「春の七草」が話題になると、お正月気分もそろそろ終わりにしなくては・・・という気持ちになりますね。日本では、1月7日に七草粥(ななくさがゆ)を食べる風習があります。お正月のごちそうで疲れ気味の胃を休める・・・という意味があり、平安時代から始まったと言われています。
せり なずな
ごぎょう はこべら ほとけのざ
すずな すずしろ
これぞ七草
古くから詠われてきた春の七草の句です。この七草を入れて作るのが「七草粥」ということになります。
七草粥は、それぞれの成分やビタミン類など、まさに日本人の知恵が生んだ薬膳料理の代表と言っても良いでしょう。 ナズナやごぎょう、はこべらなどは、見かけることが少なくなっていますが、最近ではスーパーでも「七草セット」が売られていますから大変便利です。手に入らない場合は、七草すべてそろわなくてもダイコン、カブ、セリなど、いつでも手に入る野菜たちでもかまわないでしょう。大切なのは、家族の体を労わった先人の知恵を家庭で生かし伝えることだと言われております。
・・・と余談になりましたが、当ホテル法華クラブ函館のお花は色々な流派の生け花を飾っております。お正月の花、前半は勅使河原流でしたが、後半は池坊です。
池坊のいけばなには「立花(りっか)」「生花(しょうか)」「自由花(じゆうか)」の3つのスタイルがあります。立花は室町時代から続く最も古い様式、生花は江戸時代に成立したシンプルな様式、自由花は戦後に定着した型のない様式です。
自然に恵まれた日本では、四季折々に美しい草木が見られます。春の芽生え、夏の繁茂、秋の彩り、冬の枯枝…これらは草木が生きているからこそ現れるものです。
池坊では草木の命が作り出す姿を美しさの根源とし、そこには「和」があると考えます。つまり、草木の命が日々太陽や雨や風などに出会い、新たな姿へ変化することが「和」なのです。
虫食い葉・先枯れの葉・枯枝までも、みずみずしい若葉や色鮮やかな花と同じ草木の命の姿ととらえ、美を見出すことが池坊の花をいける心であり、理念です。
こうした池坊の理念は、室町時代後期に池坊専応によって確立され、花をいける技とともに今に伝えられています。
調べて、コピペしながら、とても勉強になったオカモトがお送り致しました♪
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