2022年03月29日
くじら
もうすぐ、4月になりますね。全国各地からさくらの便りが届いています。
春の便りは気分も高揚して、わくわくさせてくれますよね。
こちら函館はまだまだ朝晩は冷え込むことも多く、早く春が来て欲しいと思っている私です。
今回私がご紹介したいものは、鯨族供養塔です。
函館は、安政元年(1854年)日米和親条約が締結された翌年に、北海道近海で操業していた米国捕鯨船の休憩基地、補給基地として開港しました,
これ以降、函館でも海外の技術を学び、食用・油を採取するための捕鯨が行われていた歴史があります。この供養塔は、昭和32年(1957年)に捕鯨会社の船長・砲手を務めた方が、これまで捕獲してきた鯨の供養のため自費のほか、地元の漁業会社や捕鯨会社の賛助を受けて建立したもので、年に1度関係者により供養祭が執り行われています。
私自身、この供養塔の存在を知るまで、函館で捕鯨が江戸時代から行われてきた事を知らずにいましたので、驚きました。函館では、お正月にくじら汁を頂く風習があるのですが、納得致しました。
所在地:函館市弥生町9番地・千歳坂を上って石材店と生花店の間にあります。
五稜郭まで徒歩8分 | ホテル法華クラブ函館
北海道函館市本町27-1
0138-52-3121