2021年09月14日
テオ・ヤンセン展を見てきました
先週の末12日まで熊本市現代美術館にて行われていたテオ・ヤンセン展を見てきました。
テオ・ヤンセンはオランダのアーティストで1990年からプラスチックチューブを使って
風を動力源にしてオランダの砂浜を疾駆する「ストランド(砂浜)ビースト(生命体)を
作成してきました。
作者亡き後も自立して砂浜で生き延びることを目指し、ストランドビーストは歩行、
方向転換、危険察知などの機能を備え、さまざまな環境に適応していくためのシステム
を獲得してきました。
風を受けるための帆を身に着け、無風状態でも動けるように風を貯めるためのペットボトルを
体内の取り付け、強風を感じたら倒れないように杭を打ち込み、センサーになっている中部が水に触れたら
圧力の変化を感じてその場で方向転換をするような仕組みを手に入れてきました。
ストランドビーストがすごいのは電子機器を用いず、チューブの組み合わせのみで動くようになっているところです。
展示場内外にはかつてオランダの砂浜で動いていたものが12点展示されその中の3点は
実際に展示場内で動かしてみせていました。展示場の中ではあまり大きくは動いていませんでしたが、
それでも、オランダの砂浜での動きを想像できるものが有りました。
また熊本にこの展示会が廻ってきたらもう一度見に行きたいと思わせるものでした。
JR熊本駅から車で5分 | ホテル法華クラブ熊本
熊本県熊本市中央区通町20-1
096-322-5001