2024年08月15日
今年もお盆がやってまいりました
こんにちは!いつもホテル法華クラブ京都のブログをご覧いただきありがとうございます。
皆様はお盆をいかがお過ごしでしょうか。
京都ではお盆前に「迎え鐘」をついてお精霊さん(ご先祖様)をお迎えし、お精霊さんを自宅にお迎えした後のお盆期間中は、お精霊さんをお団子(迎え団子、送り団子)や白蒸し等の供物やお料理でもてなして一緒に過ごし、8月16日に「送り鐘」をついてお送りします。
8月16日は朝から多くの人がお精霊さんをお送りする為に「矢田寺」さんや「千本ゑんま堂(引接寺)」さん等のお寺さんにお参りします。
また、その晩には「五山の送り火」が行われます。
五山の送り火は故人の供養の為、いかなる嵐が襲ってきても中止にしてはならない大切な行事と言われており、数年前のコロナ禍でも数を減らして灯されました。
送り火の「大文字」「妙法」「船形」「左大文字」「鳥居形」の各山では送り火の数日前から護摩木を受付けております。
大文字は、「八神社」さんで護摩木を受け付けています。
八神社さんは、銀閣寺の門前を向かって左に行った大文字山の登山口付近にございます。
普段の日は大文字山は登山可能で、火床から京都市内を一望する景色は絶景です。
また、五山の送り火の晩は京都市内の各所で様々な催し物が行われます。
左大文字の「松明行列」、嵐山の「嵐山灯籠流し」、広沢池の「遍照寺灯籠流し」などがございます。
その中でも「遍照寺灯籠流し」は鳥居形と池に浮かぶ灯籠を一緒に眺めることが出来る為、近年人気が増しているそうです。
こちらは当日は「兒(ちご)神社」さんで灯籠を受け付けており、故人の戒名や先祖代々と書いて供養することが出来ます。
夜の闇に灯る鳥居形に向かってゆるやかに流れてゆく灯籠の光を見ていると、まるで向こうの世界にお帰りになられている故人がそこに乗っていてそれを対岸から見送っているような不思議な気分になりました。
今回は京都のお盆をご紹介させて頂きました。
どうか皆様にとって良いお盆になりますように。
【アクセス】
矢田寺:京都市営地下鉄東西線「京都市役所前」下車、市バス「河原町三条」下車徒歩約5分
千本ゑんま堂(引接寺):市バス206号系統「乾隆校前」下車徒歩2分
兒神社:市バス26系統「山越」バス停から徒歩約15分
八神社:京都市バス『銀閣寺道』下車もしくは京都市バス観光特急『銀閣寺前』下車徒歩約10分
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