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さて、先日はたまたま機会に恵まれ、札幌コンサートホールKitaraに行ってきました。
今回はチェコの名門オーケストラ、プラハ交響楽団が来日し、牛田智大さんを迎えてのコンサートでした。
*ピアニスト 牛田 智大(ともはる)さん
12歳でCDデビューした彼は24歳にして、なんと12年のキャリアを積んでいます。
2021年には、世界的ピアニストの登竜門「ショパン国際ピアノコンクール」に出場。残念ながら入賞はできませんでしたが、その審査が物議を醸したほど、素晴らしい渾身のショパンを披露していました…!人気・実力も並外れたピアニストです。
今回はロシアの作曲家、ラフマニノフの名曲が演奏されました。
*ラフマニノフ(1873〜1943)
没落貴族で音楽一家に生まれる。身長198cm。その手は、鍵盤のドから1オクターブ上のラまで届くほど。(女性の手と比べて1.5倍くらい…!)
もちろん作られた楽曲は、体格によっては演奏が困難な作品も数多くあります(^^;)
繊細、病弱、ロマンチック、そんなショパンを見事に奏でていた牛田さんがどのようにラフマニノフを演奏するのか、ドキドキしました。
ピアノから静かに始まる重厚な和音。壮大に盛り上がっては哀愁漂う切ないメロディへと何度も移り変わります。
牛田さんの演奏は、感傷的な旋律の中でも不思議と華やかさが漂い、惜しみなく要求される高い技巧も軽々と、子犬のように鍵盤を舞い、フォルティシモでもまろやかで気品のある音色でした。
オーケストラは物悲しくも美しい、弦楽器の複雑な音色が印象的でした。会場の空気を一変させ、目の前に、異国の広大で凍てつく大地が広がるような演奏でした。
絡み合うオーケストラとピアノ。人間ではどうにもできないこともたくさんあるけれど、人間を超えた高みに登っていくような、大きなエネルギーを感じました。
演奏終了後には、指揮者ブラウネルさんからご挨拶があり「サッポロのミナサン、ナマラ、、アリガトウ!!」
温かい拍手がホールを包み、最後は明るく大盛り上がりでした!

長くなりましたが、先日のコンサートの模様でした。
趣味や気分転換等の方法は様々ですが、ちょっと音楽を聴いてみたいと思った方は、是非演奏会に足を運んでみてはいかがでしょうか。
札幌コンサートホールKitara
アクセス:地下鉄南北線 中島公園駅より徒歩7分
最後までお読みいただきありがとうございました(^^) 半澤