ホテル法華クラブ

 入社以来24年間、法華クラブの全国各地のホテルで勤務してきた江見剛支配人。2年前に那覇新都心に赴任し、沖縄の暮らしを楽しみながら、観光客や外国人旅行者の誘致に取り組んできた。特に外国人旅行者は全体の4割を占めるまでに成長したそうだ。
 「ホテル法華クラブ那覇新都心は沖縄県内の利用者が多いのも特徴ですね。リピートして下さるお客様が多く、立地や雰囲気、食事や大浴場をお褒めいただいています」
 開業10年目を機に行われたリニューアルでは、全客室のエアコンが一新されたほか、客室やロビーのインテリア、備品がさらに洗練され、リゾート地らしいくつろいだ空間に生まれ変わった。「ハードが一新されたのに合わせて、サービス力も上げて、変化の中での成長を遂げていきたいですね。アットホームな雰囲気があり、ホテルマンとお客様ではなく、人と人のつながりが感じられるホテルになれれば最高です」と意気込む。


 外出先からホテルに戻りフロントに向かうと、部屋番号を言う前に鍵がすっと出てくる。法華クラブでよくある小さな感動のひとつだ。そして、ホテル法華クラブ那覇新都心の浜端美紀さんも、お客様の顔と名前を即座に覚える名人のひとり。
 リニューアルにより鍵はカードキーとなったが、「迅速に対応すれば喜ばれますし、仕事の楽しみにもつながるので、チェックインを担当したお客様はお顔と名前を覚えるようにしています」と話す。
 お客様からは観光地に関する質問も多いため、浜端さんは部下と共に観光地やバスの路線を勉強し、閲覧用のファイルを充実させてきた。また、フロントでのアイスキャンデーの無料提供も、スタッフのアイデアから生まれたもので、沖縄らしいと好評を博している。「今回のリニューアルでスタッフ全員、意欲が高まっています。今後はもっとスタッフが企画を出し合える仕組みを作っていきたいですね」

料理長の石嶺大輔さん   レストランを率いるのは多良間島出身の石嶺大輔料理長。朝食バイキングでは連泊のお客様が毎日楽しめるよう、7〜8種類の日替わり料理を揃え、「満足されないお客様が一人でもいれば、メニューを改良したい」という高い意識をもって厨房に立つ。お客様の「料理がおいしいから、いつもこのホテルを使う」という声を励みに、日々頑張る石嶺料理長だが、離島を含めた沖縄料理を充実させるべく、研究にも余念がない。2017年の新ラインナップに乞うご期待!

a
|  1  |  2  |  3  |  4  |