ホテル法華クラブ
ホテル法華クラブ
伝統と進化が共存する 千年の都・京都を訪ねて

  入社40年目を迎えた柳井克文支配人は、ホテル法華クラブの7店舗で支配人を務めてきたホテルマンだ。一昨年の秋から、京都を舞台に日々奮闘している。
 「法華クラブはあと4年で創業100年を迎えます。同じ京都でスタートしたアルモントホテルの第1号店として、アルモントブランドをもっとメジャーにしていきたい」と柳井支配人。開業から4年を経過維持してきたが、京都駅周辺には競合ホテルが続々と増えているため、気は抜けない。また設備や備品は日々傷みが増えるため、早めに交換あるいは補修して快適さの維持に努めている。「ソフト面ではリピーターへのサービスをより強化したい。今の状況に甘えることなく、環境の変化に対応しながらワンランク上のホテルを目指したいです」


 「実家が食堂で、サービス業の中で育ったので、接客業に就くことは自然なことでした」と笑うのは、アルモントホテル京都開業時からのスタッフである吉本友美さん。休日には他のホテルに泊まって、自らサービスを体験してみるという努力家だ。
 日々、違う人と接するフロント業務は「何年やっても慣れることがない」ため、現状に満足せず、常にお客様の気持ちを察するよう心がけている。クレームもまた、「新たなヒントが得られるきっかけ」と捉え、新たな取り組みのきっかけにしているそうだ。ホテルで実施する「おもてなしプロジェクト」では、季節ごとの観光案内を充実させるだけでなく、参加型の展示を行ったり、外国人向けに折り紙教室を行ったりと様々な工夫も。他の部署とも連携しながら、「五感を満足させるおもてなし」を目指している。

 ホテル利用者に大人気の朝食バイキングをプロデュースしているのが、高山梨江料理長。日々、美食追及のための努力を惜しまず、季節感あふれる料理を手作りしている。新鮮な野菜や上質な食材をふんだんに使いたいとの情熱から、生産者から直に仕入れている。彩鮮やかで品数豊富な小鉢は京都らしさ満点。ボリューム満点のサンドイッチやアボカドサラダ、スムージーも大好評だ。
 京都の味を堪能したい時におすすめの一軒。九条ネギや金時ニンジンなど、旬の京野菜を使ったメニューが多く、体に優しく、目にも美しいおばんざいがそろう。ランチなら、月替わりの料理が楽しめる大原(かご盛り旬菜膳)をぜひ。和の空間で、たくさんの味をちょっとずつ味わう贅沢を楽しみたい。

image
image
|  1  |  2  |  3  |  4  |