HOKKE SPECIALIST ホテル法華クラブのスペシャリストに聞く 2018年10月、リニューアルオープン

宿泊部門 係長 長嶋仁志さん 「泊まって良かったと思っていただけるように」

長嶋仁志さん

 フロント、客室業務のすべてに目を配っている宿泊部門の長嶋仁志さん。京都は急増する外国人観光客を含めたホテル需要の激戦区。「法華倶楽部は東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年に創業100周年を迎えます。出発点が京都にお寺参りで訪れる方々が快適にお過ごしいただける宿づくりでした。いまは差別化が難しくなっていますが、創業の地という誇りを持ちつつ、京都駅の目の前という最高の立地を活かしながらソフト、ハードともに充実させていきたいと考えています」
 京都店は2018年10月には客室を全面リニューアルしてオープン。インテリアや壁紙などの内装を一新する。「京都を存分に観光していただきながらも、宿に帰ればホッとできる居住性の高さ、ここに泊まって良かったと思っていただけるホテルづくりを実現します」

宿泊部門 CSリーダー 池田愛さん「この仕事が楽しくて仕方がないんです」

池田愛さん

 京都店でCSリーダーを務める池田愛さん。フロント業務に加え、店舗全体の顧客満足度向上に注力する日々だ。「マニュアルに沿った丁寧な接客も大切ですが、一歩踏み込んで親しみやすさを感じていただけるホテルマンを目指しています」。京都はリピーターが多く、ガイドブックには掲載されていない隠れ家カフェ、ひっそり佇むお寺や神社を好んで訪れる観光客も少なくない。「今日はどちらに行かれましたか?」「いつもどんなところに行っていらっしゃるんですか?」といったプラスアルファのお声がけをスタッフに周知し、会話のきっかけにつなげている。「お客様から学ぶことが本当に多い。新しく教えていただいた場所は、必ず自分でも足を延ばすようにしています」。その積み重ねが京都店全体の底上げとなっている。
 人と接すること、旅することが大好き。学生の頃から観光業に興味があったが、ホテルであればお客様を受け入れ、旅を提案できると考え、ホテル法華クラブへの入社を決めた。「この仕事ができて、毎日、楽しくて仕方がないんです」と、満面の笑みを見せた。

宿泊部門 芝友樹さん「もっとお客様のためにつくしたい」

芝友樹さん

 ナイト勤務のかたわら、夜勤明けの時間を有効活用して京都散策するのが趣味という芝友樹さん。広島県出身で当初は京都に精通していないことに悩んでいたが、自ら足を運んで京都を知れば知るほど、お客様と同じ外からの目線を大切にしたいと思うようになった。
そんなとき出会ったお客様がシニアの女性二人組。「寺社仏閣ではなくても、京都らしさを感じながらゆっくりおしゃべりしたい」というリクエストに、即席で四条河原の花見小路にある老舗の甘味処でゆったり過ごすプランを提案した。祇園の町をしゃなりしゃなり歩く舞妓さんとの偶然の出会い、すぐそばに広がる鴨川の涼しげな風景も想定した。「結果的に私が提案したプランをそのまま楽しんでいただき、うれしいと同時に、もっともっとお客様のために尽くしたいと思いました」
 そんな芝さんが最近携わっているのが、京都店のロビー改装。お客様に客室外でもゆっくり過ごしてもらい、フロントスタッフとの距離を縮めるのが目的で日々知恵を絞っている。新しい空間で芝さんに接客してもらうのが楽しみだ。

ホテルスタッフがこっそり教えるとっておきの京都 市比賣神社(いちひめじんじゃ)

「新幹線が出発するまで時間を持て余していたら、ホテルに荷物を預けてぜひ行ってみてください」と、池田愛さんに教えてもらったのが、ホテル法華クラブ京都から徒歩約10分の場所にある市比賣神社。なんとこちらは女性すべてにご利益があるとされる神社。社務所でお授けされる姫みくじは、中におみくじが入ったダルマ型の人形で、お土産にするのもよし、願い事を書いて境内に沸く神水の上に置くのもよし。マンションと神社が共存しているかのような外観も不思議な感覚にさせてくれる。

京都市下京区河原町五条下ル一筋目西入ル 9:00-16:30 075-361-2775

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