おみやげ探しも旅の楽しみのひとつ。スイーツ天国の函館の中でも、フロントの皆さんが「どなたにも安心してお勧めできます！」と太鼓判を押すのが、ペイストリースナッフルスの「チーズオムレット」だ。フワフワのごちそうに待ちきれず、思わず手づかみで頬張ると、スフレがとろりと口の中で溶けて、まるで半熟オムレツを食べているよう。北海道の素材を活かしたお菓子として、2000年に函館で生まれ、無添加で冷凍も一切せずに毎日焼きたてを届けているそう。帰りに函館空港でも購入できるが、ホテルから歩いて5分の老舗デパート「丸井今井函館店」では、1個ずつばら売りもしていて、その場でいただけるのがうれしい。

　学生時代を札幌で過ごしたフロントの竹内莉乃さんが、地元・函館に帰省するたびに友達から「お土産に買ってきて♪」とねだられたというのが、こちらラッキーピエロのハンバーガー。日本経済新聞（日経プラス1）のご当地バーガーランキングで1位を獲得したこともある看板アイテムのチャイニーズチキンバーガーは、北海道伊達産の鶏のから揚げに、北斗市のシャキシャキレタスたっぷりで、甘辛い独特の風味がくせになる味。ハンバーガー以外にもカツ丼、ふわふわオムライス、シェイク、スパゲッティ、お持ち帰りもできるカレールーなど、まさに函館市民の台所として愛されているレストランだ。

　美味しいものがありすぎるゆえ、お店探しに迷う函館。そんな時に頼りたいのが、ホテルスタッフお手製の五稜郭周辺MAP。なかでもイカの鮮度が抜群と紹介してもらった「活魚炭焼居酒屋次郎」でいただいた「活イカ刺し」は、身が透き通っていて、角が立ったパリパリの歯ごたえ。甘味がのっていて、今まで食べていたイカは何だったのだろうとカルチャーショックを受けるほど。さらに、ホテル法華クラブ函館から紹介されたと告げると、何かいいことがあるかも！？ほかにも、活タコ踊り焼きなどここでしか味わえない逸品がたくさんある。函館のごちそうを五感で楽しんで。

　昼から夜まで100％満喫できる函館。相馬俊明支配人が「ホテル前から観光バスが出ていて便利なんですよ」と教えてくれたのが、函館山夜景観賞。ホテルフロントでチケットを購入できるバス＆ロープウェイの2時間半コースで、函館山の山頂から望む海に挟まれた市街地のキラメキ、夜の海に転々と浮かぶ漁火の灯はまさにスペシャル。しかも、さらにうれしいことに、

展望台のショップでプレミアム生ソフトを発見！北海道産生クリーム使用、ミルクの美味しさがつまったソフトクリームを包むコーンは、なんとラングドシャ。サクサクした食感が斬新なスイーツにも出会え、心もお腹も大満足の夜を楽しんで。

　ホテルから路面電車で3駅。函館朝市のような有名どころもいいけれど、地元の人しか知らない市場へ行きたい取材班が訪れたのが「中島廉売」だ。魚屋通りと書かれたアーケードに入ってみると、魚屋や惣菜屋が立ち並び、あふれる活気に大興奮！「イカ刺しおいしいよ！」という声に誘われて浜田鮮魚店をのぞくと、真イカのほか、ほっけのすり身など、ここでしか買えない品がたくさん。配送もしてくれるとのこと。さらに、「中島廉売」ほどの規模ではないが、ホテル目の前にあるのが、鮮魚メインの「本町市場」。「すぐそばのホテルに泊まっている」と言うと、その場で真イカを刺身にしてくれて、おしょうゆとワサビを付けてくれる温かいサービスがうれしい。