ホテル法華クラブ

2016.9.30

 ホテル法華クラブの基幹店のひとつとして、42年前からお客様を迎えてきた広島店を率いるのが山内義幸支配人。入社以来32年間、全国各地の店や営業本部を渡り歩き、「料飲部門以外はすべて携わった」という熟練のホテルマンだ。「支配人として心がけているのは、やはりお客様の安心、安全です。ホテルはお客様があってのもの。常に笑顔で接することはもちろんですが、お客様の満足度をあげるために何をすべきか、思案する毎日ですね」
 商品力とサービスをより向上させるため、タオルやクロスなど備品の隅々まで目を配り、女性客の満足度を高めることや、フロントの混雑緩和のための工夫、またスタッフへの意識付けも怠らない。「お金をかければ、客室の見ばえはよくなりますが、清掃、サービスはそうはいきません。お客様に喜んでいただくためにも、裏方のスタッフが声をかけあい、楽しく働ける環境を目指しています」と話す。


 広島店でフロント業務を担当する柿木亜寿那さんは入社2年目。得意の英語を活かし、海外のお客様にも心を配っている。ある時、ロビーのパソコンを操作していたオーストラリアのお客様が何か困っているのに気づき、お声かけしたそうだ。「広島の次の旅行地でのホテルを予約するのに苦労されていました。法華クラブの系列ではありませんでしたが、お手伝いしたら、とても喜んでいただけました。チェックアウトの時にお客様が笑顔だと本当に嬉しいですね」と柿木さん。
 お客様をよく観察し「心の通うサービス」を提供することは、支配人以下スタッフが日々心がけていることだが、広島店ではスタッフ間でも互いに観察し、困っている人に声をかけ合う習慣があるという。広島店で20年勤務し、「職場の母」的存在でもある齋藤美恵子さんはこう話す。「広島店の自慢はチームワークの良さですね。そうした雰囲気の良さが、お客様と信頼関係を築く上でも役立っていて、多くのお客様にリピートしていただいていると思います」

和食も洋食も、デザートも! 広島の味が満載の朝食バイキング

豊富なメニューの朝食を目指して、
毎日多くの方が訪れる

人気の穴子めしには三つ葉を添えて

チキンと野菜の香味ロースト

 広島店の朝食バイキングでは、小イワシの南蛮漬け、「広島もみじ豚」の豚汁や広島菜、オタフクソースの焼きそば、ベーコンやローストチキンの肉料理にレモンを使ったデザートと、バラエティーに富んだ料理が楽しめる。大手旅行代理店のネットランキングで高評価を獲得するなど、すでに人気は上々だが、「手間がかかっても、手作りにこだわっています。広島で一番を目指して、スタッフとともに頑張りたい」と木村料理長。

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