仙台というと牛タンが有名ですが、実は海と大地に恵まれたこの土地には隠された逸品もたくさん。地元の食材を使い、手間ひまかけたおいしいひと皿を、和の情緒たっぷりのお店でいただいて。
飴色のガラス扉を開くと、台所の神様である釜神様がお出迎え。法華クラブ仙台から徒歩すぐの壽哲廸（おやじ）は地元の人たちで常に賑わう人気店。旬のお刺身盛り合わせは鮮度抜群。常連のほとんどが頼む「自家製さつま揚げ」は白身魚から手づくりした逸品です。冬のせり鍋をはじめ、季節を感じられるメニューも充実しています。仙台の地酒はもちろん、全国から取り寄せた焼酎や泡盛と一緒に舌鼓を打ちましょう。店内は数百年前の古材を使用したカウンター席をはじめ懐かしい佇まい。店名の漢字を共同経営者3人の“親父”の名前から一文字ずつ取ったという逸話にもほっこり。
仙台市青葉区本町2-10-18 
022-221-1822
http://www.sendai-oyaji.jp/oyaji/
掘りごたつの個室でゆったりくつろぎながら大人な和食が楽しめる店。宮城の地魚や仙台牛、県南の新鮮野菜が多彩な料理で味わえます。「今宵の竹かご膳」は西京焼き、揚げ物、デザートなどいろんな料理が少しずついただける贅沢な晩御飯。鍋は、冬が仙台せり鍋、秋は土瓶蒸しなど季節で変わります。日本酒なら、春はしぼりたて、夏には夏酒、秋にはひやおろし、と四季折々のお酒も楽しみです。ステキ空間でちょっと贅沢に楽しめるお得なランチもおすすめ。
仙台市青葉区本町2-18-21 タケダ仙台ビルB1F 022-217-8739
http://jozenji.washokuhana.com/
地域の食材をふんだんに使用し、自然の恵みを感じることができる郷土料理を朝食バイキングで提供しているホテル法華クラブの先駆けが仙台店。朝6：30の開店とともに常連客がずらり。笹かまぼこ、特製の牛タンカレー、芋煮汁など、手間ひまかけたおいしいメニューに顔がほころびます。全国の法華クラブの朝食メニューも立案している料理長の佐藤裕明さんは、「地元の生産者さんからいただいた食材をいかにおいしいカタチでお客様にお届けするかが私たちの使命です」きっぱり。新メニューを考案する際は毎回20以上のレシピを出しながら、「これなら出せる」と納得するまで試作を繰り返すそうです。仙台店の「シェフ特製ずんだぷりん」は枝豆の風味に濃厚な卵の黄身が溶け合う絶品。仙台味噌4種類を食べ比べするお味噌汁も、一口いただくだけでほっとさせてくれます。幸せな朝ごはんをいただき、充実した一日をスタートしてみて。
